Kumiのグサッとささる読書!

管理人Kumiが日々読んだ本の中で「グサッ」と心に刺さった部分を中心に紹介していく、ゆる~いブログです。

『始める力』 始めたもん勝ち!

第4回

『始める力』  石田 淳 著

 

おススメ度:☆☆☆☆

読みやすさ:☆☆☆☆☆

グサッとポイント

・始めたからといって、やめちゃいけないわけではない!

・考えるべきは「やるメリット」と「やらないデメリット」!「やるデメリット」を探すクセはやめよう!

・大きな仕事は「勘」や「根性」ではなく、「小さな行動」の積み重ねで完成する!

 

 

「続けるか」と「やめるか」という2つの選択肢がある

この本の中で衝撃的なのは、なんといっても、

始めたからといって、やめちゃいけないわけじゃない!

ということでした!!

何かを始めたり挑戦したりしようとしたときに、「やってみたいけど、続くかしら」「始めてみたいけど、自分に向いてなかったらどうしよう」などともやもや考えてなかなか最初の一歩が踏み出せないことがあると思います。

だけどそもそも、やめちゃいけないなんて、誰が決めたのでしょう。

また、もし始めてみたことが続かなかったり、自分に合わなかったとして、それは全然落ち込むことじゃないんだなーって、この本を読んで学びました。

 

なにか始めたいことがあるのに躊躇している人に、勘違いしないでほしいことがあります。「始めたからにはやめられない」ものでもないし、「始めたことをやめてしまうことはマイナス」でもないということです。「始める」とは、それだけで、あなたの人生に確実なプラスをもたらす行動なのです。

 

なにかを勉強するにしても、ある程度のところまでは続けなければ力にならないのでは?と思っていたのですが、この道を極められるのか、なんてことを考えて、覚悟を決めるまで待っていたのでは人生が足りません。そもそも、この忙しい現代人が何かを「極める」時間など、そうそう無いのです。だからこそ、中途半端だったとしても、やった分はその差がつくのだそう

そう言われると、ちょっと興味あったけど躊躇していたことにも、果敢に挑戦していきたいなと思いました!

 

脳はネガティブ!だからこそ「行動」を!

耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、脳というのは、基本的にネガティブにできているのだそうです。自然界で生き抜くには、いかに危機から逃れ安全な場所に身をおくかというのが大事になりますから、当然といえば当然かもしれません。

とはいえ、脳のネガティブに翻弄されて、事実を見誤ってしまうと、挑戦できるものもできなくなってしまいます。

 

私たち人間は、「認知のゆがみ」によって間違った判断をたびたび下します。

「認知」とは、「起こっていることに対する捉え方」と言ってもいいでしょう。

人間は、動物の中で唯一、認知と現実の区別がつかなくなる生き物です。我々人間は、頭の中でつくりあげたありもしない世界を現実と思い込み、自分を苦しめたり、可能性をせばめたりしてしまうのです。

 

 分かる気がします・・・。

「きっとこうにちがいない・・・」というようなネガティブな思考から、事実をゆがんで捉えてしまう。そして妄想が自分を怖がらせ、行動にうつす勇気を奪うんです。

じゃあそういった認知のゆがみを打ち砕くにはどうしたらよいのか、それは、とにかく行動すること、です。人間は行動してみることで、新たな発想を生むこともできます。やってみてどうだったか。失敗したとしてもそれは意義ある結果となります。そこから新たなステップへの発想が生まれ、ステップアップすることができるのです。

ネガティブ脳に支配されないためには、「やることによるメリット」と「やらないことによるデメリット」を意識するのが大切なんだそう。得てして人間は「やることによるデメリット」を考えてしまいがちですが、それだとまた認知のゆがみを誘発してしまいます。

 

「小さな行動」に分解すること

やりたいことを実現するためには、行動に移さなければなりません。大切なのは、ぐちゃぐちゃと「やることのデメリット」を考えて不安を大きくすることではなく、行動を明確にすることです。つまり、次にどういう行動をとればよいのかを具体的にすることです。

行動科学マネジメントでは、徹底的に「行動分解」します。小さな行動に分解すればするほど、誰でもその行動が取りやすくなるからです。 

 行動科学マネジメントとは、我々の人生を決めるのは「どういう行動をとったか」であるとし、意思の強さなどは成功には関係がなく、行動をコントロールすることで、人生を変えていこうという考え方のようです。

行動をするためにはそれこそ強い意思が必要なのでは?と思った方もいるかもしれませんが、そういう人こそ、やりたいことを実現させるために、何をしたらよいのか、行動をとにかく細かく具体的に分解してみてほしいと思います。そういしていくうちに、「これだったら自分にもできるな」と思えると思うんです。

不思議なことですが、人間、進むべき道のりが具体的にわかり、それが「できる」、と思うと希望がわくものです。

 

始めるための17のヒント

この本の便利なところは、最後に「始めるための17のヒント」が載っているところです。一通り全部読んでから、最後に復習としてこちらを読むと、理解が深まります。本では各項目にわかりやすく丁寧な説明が載っていました。項目だけ紹介します!

  1. 頑張らない
  2. 好きなことを犠牲にしない
  3. ハードルを下げる
  4. 環境を整える
  5. 小さなゴールをつくる
  6. 書き出して、メリットの確認
  7. フライングで始めてしまう
  8. 仲間をつくる
  9. 誘いに乗るクセをつける
  10. 形から入る(モデリング
  11. 「お任せコース」を利用する
  12. 経験者に教えてもらう
  13. ライバル行動を封じ込める
  14. 成功体験を確認する
  15. 人と比較しない
  16. 記録し「見える化」する
  17. 便利ツールを活用する

最後に

この本を読んで、トライアンドエラーを繰り返していくのは、よいことなんだなと思いました。やってみてダメでも、それは次へつながる経験となります。

ぐちゃぐちゃ思考に翻弄されがちな人にはぜひ読んでいただきたい一書です。

 

では、第四回はこの辺で!

ありがとうございました!

『可動域を広げよ』 100年人生を豊かに生きる

第三回はこちら!

『可動域を広げよ』 齋藤 孝 著

 

おススメ度:☆☆☆☆

読みやすさ:☆☆☆☆☆

グサッとポイント

・定年後の男性の多くが、一日中テレビを見て過ごしている。

偏愛マップをつくることで自分の世界を視覚的に認識することができる。

・人と会うときは「刺激を一つ持ち帰ればよし」

 

実は齋藤先生の著作が大好きでして・・・

ものすごい量の書籍を出しておられるので、全てを読めているわけではないのですが、こちらは一番最近読んだ本になります~

齋藤先生の本は、グサッというより、ワクワクというほうが合う気がします。

知的で明るくて前向きになれる本が多いのでおススメです。

きっとこのブログでもたくさん紹介することになると思います。

 

仕事以外になにをする?

 人生100年時代・・・。長生きをしたい、頑張って働ききったらのんびり老後を過ごしたい。そんなことを漠然と思いながら日々仕事に追われている人も多いかと思います。ですが、いざ定年を迎えると、意外にもやることがなく、特に男性は一日中テレビを見て終わってしまう人も多いのだとか。

そういわれると、たしかに自分の祖父は一日中テレビを見ているだけです・・・。祖母は家事をしたり、スーパーに買い物をしたりしている分、一日中テレビってことはないんですけど。むしろ、病院の待合室で新しい友達を作ったり、家の前を掃除しているときにご近所さんと立ち話をしたり・・・。これって男女の差とかもあるんでしょうか?医学的な根拠はわかりませんが、男性のほうが一日中テレビになりがちになってしまうのは、感覚的に理解できる気がします。

 

偏愛マップで自分の世界を自覚しよう

老後の人生がそれなりに長いとすると、やはりなるべく充実した日々にしたいですよね。いざ仕事を終えて、さあ好きなことができるぞ!と思ったときに、「あれ?自分は何がしたいんだっけ?」とならないように、日頃から、自分の世界を広げて、好きなことを増やして、いろんなことを楽しめる、反応の良い心身を作っておこうよ!っていうのが、この本の趣旨だと思います。

その自分の「好き」を広げていくのに便利なのが、偏愛マップを作成すること、なんです!

 

特に有名なのが、イギリスの哲学者バーランド・ラッセルによる『幸福論』です。そこで説いているのは、「幸福には自分の内側を掘ってもなかなか出会えない。とにかく好奇心を持って意識を外の世界に向けよう。新しい出会いこそ幸福感をもたらす』ということです。

これは言い換えれば、「可動域をどんどん広げよう」ということにほかなりません。自分の見ている世界を固定化させず、もっと外を見なさい。すると出会いが増え、自分が活性化してくる。こういうプロセスです。自己とは内側に閉じていくものではなく、外側との接触面によって形成されるという考え方でしょう。

この具体策として齋藤先生が提案しているのが、偏愛マップという、A4の用紙一枚にとにかく自分の好きなものを列挙していく方法です。

え?ただそれだけ?って思われるかもしれませんが、これ、やってみると結構楽しいんです。

例えば、A4コピー用紙を横向きに置いて、とりあえず、好きだなと思うものをポツポツと中央に書いていきます。私の場合、「猫」「読書」「旅行」「漫画」「ディズニー」「声優」「紅茶」「料理」「音楽」などなど・・・

書いていくと、その中でも例えば「旅行だったらやっぱ温泉が好きだな~」など、より具体的な好みが見えてきたりして、さらに旅行の文字から線を伸ばして「温泉」と書きます。こんな風に書いていくとまさに自分の好みを図面におこしたようなマップができあがるんです。

それらの一つひとつは、すべて自分の外側にあるものです。しかし、並べてみると、全体として自分自身以外の何者でもないように見えてくるはずです。まったく同じものを並べる人は、おそらく世界中を探してもいないでしょう。

つまり、「自分」とは、自分のこういう世界を指すわけです。

(中略)自分の世界はできるだけ広げたほうがいい。それこそが、可動域を広げ続けるということです。

 この偏愛マップを毎年更新して、自分の世界が広がったのか、変わらなかったのか、もしくは狭まってしまったのか、確認することができます。

 

「痛気持ちいい」を目安に

自分の世界を広げることが大切なのはわかったけれど、じゃあ具体的にどうすればいいのか。そう思ったときに、目安となるのが「痛気持ちいい」感覚。体の可動域といえば、筋肉や関節の可動域を思い浮かべますよね。体をやわらかくしたければ、毎日痛気持ちいいくらいのストレッチを繰り返して、徐々に可動域を広げていきます。

自分の世界を広げると言う意味での可動域も同じなのだそうです。例えば、音楽が好きなら、自分が好きなアーティストやジャンルの曲ばかりでなく、ちょっと違ったものも試しに聴いてみる。流行のアイドルの曲を聴いてみたり、クラシックを聴いてみたり。ほんのちょびっとだけ、チャレンジしてみるんです。それを繰り返すことで、新しく好きなものに出会えたり、例え好きになれなかったとしても、経験値や知識としては残ります。そうすると、人との話題も増えます。

 

時間の感覚を改めよう

自分の世界を広げるには、フットワークの軽さもやはり重要なようです。

動き出すまでが超遅いフットワーク激重の私にとって、グサッというか、目からうろこというか、とにかく衝撃的だった言葉がこちら。

 

フットワークといえば、本来ならもっと軽くできるのに、思い込みで重くなっている人がきわめて多い気がします。

(中略)問題は仕事ではなく、時間に対するある種の思い込みにあるのではないでしょうか。

 

たとえば、忙しくて彼氏に会えない!と嘆いている人に対して、そもそも2~3時間なきゃ会えないと思うから会えないのでは?というのです。その感覚を、30分会えればよしとすれば、会えるようになると。

たしかに!!って思いました。笑

さすがに、30分程度なら、どんなに忙しくても作れる気がします。

 

職場が近ければランチの時間を合わせるとか、帰りがけにちょっとだけ会って話すとか、いくらでも工夫できるはず。時間の可動域が広がって、行動の選択肢が格段に広くなります。

私の場合、緊張しいなので、人とたくさん関わりたいと思うわりに、人と会うときにエネルギーを消耗してしまうのですが、30分だけと思えば気持ち的にも軽く、人に会える気がします。

 

人と会うときのハードルを低くしよう

もう一つ目からうろこだったのは、パーティーなどでは全員と知り合おうとするのではなく、一人と顔見知りになるくらいでいい、また、同窓会など楽しめるか不安な集まりなどでは、一つ刺激を持ち帰ればよし、とすることです。

可動域を広げるためには、やはりいろんな人と関わっていきたいところですが、そもそも私のような引っ込み思案には、大人数の中に入っていくことがすでに挑戦だったりして・・・。知ってる人いるかな、楽しめるかな、うまく会話に入れなくて一人ぼっちにならないかな・・・など考え始めると不安が膨らむばかり・・・。そういうときは、そもそもの合格基準を変えるんです。

 

同窓会にしろ立食パーティにしろ、人と会うことが面倒くさいと感じることもあるでしょう。それは自分をよく見せたいとか、話題がなくなって気まずく沈黙するのが嫌だとか、気疲れする部分が大きいと思います。

しかし、別によく見られなくてもいい、気まずくなるのもパーティのうちと覚悟を決めるくらいで、ちょうどいいのかもしれません。砂の中から一粒の砂金を見つけるつもりで、刺激を求めればいいでしょう。

 

 

一人の時間も確保して

どんどん外に出て、自分の可動域を広げていきたいところですが、そんなに動き回っていたら当然心のエネルギーも消耗します。誰しも、一人になりたい、引きこもっていたい、と思うことがあると思います。齋藤先生は、きちんと一日のルーティンの中に、一人になる時間を確保しているそうです。

 

あるいは生活のルーティンもある程度固定して、一人になる時間をしっかり確保するようにしています。例えば入浴時間を夜十時前後と決めて、飲みに行ってもその時間には帰宅する。つまり二次会には参加しないということです。

すると、それから寝るまでの数時間は、自分の自由に使えます。本を読んだり映画を見たりしながら、副交感神経を全開にできるわけです。こういう時間があるから、翌朝にはまた交感神経全開で世の中に立ち向かえる。この切り替えが、心身のコンディションを良好に保つ基本的な条件だと思います。

しっかり自分を休ませる時間を確保しつつ、ちょっとずつでも可動域を広げていきたいなと思いました~

 

第三回はここまで~

ありがとうございました。

『されど日記で人生は変わる』 ~あなたの本当の「Want」は何か?~

Kumiのグサッとささる読書、第二回はこちら!

『されど日記で人生は変わる』 今村 暁 著

 

おススメ度:☆☆☆☆☆

よみやすさ:☆☆☆☆☆

グサッとポイント

・日記を書くだけで夢が叶う仕組みができる!

・朝晩1分ずつでオッケーだから続けやすい!

・自分の取扱説明書ができるので、モチベーションなどのコントロールに役立つ!

 

こちらは駅の本屋で見かけてタイトルにひかれて購入。

1ページ目からなかなか衝撃的なことが書かれています。

なぜ「日記を書く」とよいのか?

 

自分が本当やりたいことが見えてくるから。

自分の長所や短所、強みや弱みがわかるから。

自分の悪い習慣を改めることができるから。

自分の心の状態を把握することができるから。

自分が感謝すべきことを見失わないから。

多くの気付きや学びを得ることができるから。

 

日記を書くだけでそんな効果があるの!?って正直最初は半信半疑でしたが、読み進めていくうちに、「そのとおりかも・・・」「この本に書いてあるやりかたなら私でも続くかも・・・」と思い始め、今では私も日記を書いています。そして自分の意識がすごく積極的なものに変わったことを感じています。

 

あなたの本当の「Want」は何か

この本には、日記を書くことのメリットがたくさん書かれているのですが、私が思う最大のメリットは「自分のWantを自覚することができる」ことだと思います。

日記とは理性ではなく感性を大事にするもので、本当の自分に丁寧に向き合うためのツールなのです。

私もこの本を読むまでは、「~しなければならないから」「~すべきだと思う」といった、mustやshouldにとらわれて、それが自分の気持ちであると思いこんでいました。

でも、一度しかない自分の人生を豊かに、悔いなく、自分らしく生きていくためには、自分の心の深い部分を見つめて、本当の気持ちに向き合うことが大切なのだと思います。

そのためには、日記を書いて、mustやshouldではない自分のwantに気がつくことが最短ルートなんです!

 

夢をかなえる仕組みができる

仕組みなんていうと大げさかもしれませんが、自然とその方向に向かっていける、という意味では、やはりこの言葉がピッタリな気がします。 

 

なぜ、日記は「夢を持つ力」「欲望を持つ力」を高めるのか。

それは、日記を書くという行為が、あなたの思いを「強化」し、「持続」させ、「具体化」させるからです。

夢の実現の可能性は、日記を「真剣に書く」(質)×「書いた回数」(量)に比例して高まっていくのです。

 夢を3年に1回しか思い出さない人と、毎日「自分はこんなことを実現したいんだ」と思い続けている人―――。

どちらが実現する可能性が高いでしょう。

 もちろん、毎日思い続けている人ですよね。

私も日記を始めてみて実感したことですが、日記に書いて毎日「こうなりたい」を自覚することで、夢の実現、目標達成のための情報が何倍も多く自分の中に入ってくるようになったように感じます。情報収集のアンテナが敏感に、そして広く大きくなったのです。

例えば、私の今の一番の目標は英語の習得なのですが、日記に毎日「英語で情報収集できるようになりたい」「BBCのような綺麗なイギリス英語で話せるようになりたい」「いつかイギリスに行きたい」など書いていると、街中で外国人の方に目がいくようになりました。笑。そして、どうも英語を話しているらしいと知ると、さりげなく近くに寄って、聞き取れるか試したり。もちろん、失礼のない程度に、ですが。

また、旅行代理店の前を通ればイギリス旅行のチラシが気になるし、youtubeを見ていればふと英語の動画も調べてみようか、と思い立ちます。

常に自分の夢や目標が意識の底にあるので、関連する情報に気付きやすくなりました。

つまり、潜在意識の中に目標が刻まれて、目標達成のための行動が習慣になるのです! 

潜在意識を変えるなんて大変なことだと思いますが、それができてしまうんだから、日記を書くってすごいことですよね!

 

さて、そんなすごい効果のある日記ですが、どうやって書くのかが気になるところ。

 日記というと、夜などに、その日一日あったことを記録していくイメージをもつ方が多いかと思います。でもこの本に書いてある書き方は少し違うんです。 

 

夢を叶える日記の書き方

なんと、この本の書き方とおりに実践すれば、朝晩1分ずつで日記が書けるんです

まずは、ノートでもコピー用紙でもなんでもよいので紙を用意します。

スマホのメモとかでも良いみたいですが、私は紙派です。ルーズリーフに書いてます。

書くことは次の5項目です。

  1. 夢・目標
  2. やりたいこと( I want~)
  3. 今日の出来事
  4. 今日の感謝
  5. 今日の成功法則・学びの言葉

この項目を朝晩2回に分けて書くのですが、朝に1と2を書き、夜に3、4、5を書きます。もちろん、余白に日付を書くのも忘れずに!

私の場合は、B5のルーズリーフ片面1枚におさまるように書いています。

私の日記はこんな感じです。

 

令和元年11月15日(金)

1 夢・目標

イギリス英語で世界中の人と交流をする。

英語で不自由なく生活できるようになる。

ロンドンに遊びに行く。

2 やりたいこと

美味しい紅茶を飲みながらゆっくり本を読みたい。

猫と一緒にたっぷり寝たい。

グレーのチェスターコートが欲しい。

3 今日の出来事

事務仕事が終わらず残業。疲れた。でもご褒美に帰りにチョコレートを買って食べた。早く休みきてほしい。

4 今日の感謝

同僚のOOさん。疲れてる私にアメをくれて声をかけてくれた。まじ優しい。

5 今日の成功法則・学びの言葉

朝タンパク質をとっていくと、体が楽。気持ち的にも元気になる。

 

こんな感じで、朝起きてから1分程度で、サクっと1、2を書き、それをクリアファイルに入れてデスクの上にぽいっと置いておいて、帰ってきたら寝る前に3、4、5を書いてファイルに閉じて寝ます。

このとおり、結構ゆるい日記です。でも本音が出てます。笑

夢や目標は変わってもオッケーなのだそうです。むしろ、毎日書いていくことで、「なんでイギリス英語がいいんだろう?」「どうして英語に興味をもったんだったっけ」など、自分のもつ夢の理由や思いが深まっていったり、その先にある自分の欲に気付けたりします。その結果、夢が変わっていくことも。

また、ご覧のとおり、2のやりたいこと、はかなり欲望に忠実です。私はここにmustやshouldが入り込んでいないか、気をつけながら書くようにしています。この項目をきちんと気持ちに向き合って確認することで、自分のwantに気付きやすくなると思います。

また、4の感謝は必ず書くようにしています。やってみて気付いた意外な発見なのですが、どんなに嫌だった一日でも、探そうそ思えば感謝できることが見つかるのです。そして、「感謝だな」と思うことは、ストレスを軽減させる効果があるのです。

お客さんからクレームを受けた、上司にも怒られた、電車は混んでた、雨も降ってた、今日は最悪だ・・・なんて日も、いざ日記を前にしてペンを持ってからよくよく考えてみると、「そういえばクレームのあとに、先輩がフォローしてくれたな。助けられたな」とか思い出したり。何も思いつかなかったとしても、「そもそも雇ってくれてる会社に感謝だな。仕事があるのは当たり前じゃないもんな」 とか、「無事に帰ってこれたことに感謝だな」みたいな。笑。搾り出したような感謝なんだけれど、それでもちょっぴり心が癒されるんです。とっても不思議なんですけど。

 

意外と知らない!?自分の取扱説明書

5の成功法則・学びの言葉というのは、「自分の攻略本作り」なのだそうです。

ここにはこの日に自分が発見した、自分自身の成功法則を書き込みます。

どういうこと?って思いますよね。世の中には、モチベーションを上げる方法とか、健康法とか、心のもちかたについての方法についての情報があふれていますが、結局のところ、人間は一人一人性格も体質も性質も違うから、それらの方法の100%すべてが自分にあてはまるということはないと思うんです。

だったら、むしろ自分に合った方法を記録してまとめておけばよいのでは?というのがこの項目です!自分をよく観察して、「これをすると気持ちが落ち着くんだな」とか「これをやってしまうと体調が悪くなるらしい」といった具体的な発見を記録しておくことで、1年後には365個の自分の成功法則ができあがります。これはすごい財産です。自分専用の攻略本ですから。

特に私は、自分の特徴を文字にして表現して、自覚することは人間関係も豊かにするように思います。大人げない話ですが、なんとなく機嫌が悪くなってしまって家族とかパートナーとかに冷たい態度をとってしまうことがあって。今まではその理由がわからなくてただイライラしていて周りに不快な思いをさせてしまっていたのだけれど、この記録を進めていくことで、理由が思い当たるようになったんですよね。そうしたら、「寝不足だからちょっとイライラしてるんだ。ごめん」「3食きちんと食べないと体力がもたないんだ」と説明することができるし、そもそもそうならないように対策ができます。理由がわかることと、それを説明できること、そして具体的な対策がとれることは、つまりコントロールできるということだと思います。まさに攻略法ですよね。

 

それは本当にあなたのWantですか?

この本にはもっともっと日記のメリットが載っていてぜひ全部読んでほしいのですが、この中で一番ドキッとしたのが、次の部分です。

夢とは、あなたが心の底からワクワクするものです。純粋な「I want」です。

(中略)あなたが「I want」と思っていることは、じつは「You want」「He wants」「OO want」ではありませんか?

いつも自分のやりたいことをガマンしていたり、「これがOOの喜ぶことだから」と、自分の「want」ではなく、他人の「want」に人生を支配されていたりしませんか?

「親ため」「顧客のため」「社会のため」の前に、まず「自分のため」というあなたの「I want」をしっかり掘り起こすことが大切なのです。そしてそれを日記に書くのです。 

 自分を大切にすることは、エゴとは別物だと思います。自分の人生を大切にするからこそ、他人の人生の大切さもわかるんだろうなと。

自分の「want」に耳を傾けながら、わくわくして人生を歩んでいきたいですよね。

『睡眠負債 “ちょっと寝不足”が命を縮める』 

はじめまして、Kumiといいます。

こちらは、アラサーでちょっぴりオタクのKumiが

日々読んだ本や漫画の感想を

「ここがグサッとささった!!」

という点に絞って書き綴っていくブログです。

マイペースに、小説や新書、漫画など、自分の好みでどんどん

書いていきます。

 

記念すべき第一回は

睡眠負債 ”ちょっと寝不足”が命を縮める』

                       NHKスペシャル取材班

です!

 

おススメ度:☆☆☆☆☆

読みやすさ:☆☆☆☆

グサッとポイント

・「眠りの借金」はじわじわと、でも確実に溜まっていき、自分の体を壊していく!

・睡眠時間5時間以下は超危険!理想は7時間前後!

睡眠負債返済の唯一の方法は、とにかく、「もっと寝ること」

 

みなさんは、「睡眠負債」という言葉をご存知でしょうか?

私はこの本を読むまでは知りませんでした。

「睡眠不足」ではなく、睡眠負債なんです。

「負債」

 

そう、借金のことです!!!

 

借金って、当たり前ですけど、返さない限りはそのままですよね・・・

時間が経てばなくなってたりしたらラッキーですけど、

残念ながらそんな都合のよいことはありません。

この本によると、睡眠についても同じことが言えるのだそう。

 

ここに、毎日8時間の睡眠を必要とする人がいるとします。

この人が6時間の睡眠をとったとすると、2時間不足していることになります。

その生活を5日間続けたとしましょう。

すると、2時間×5日間=10時間の睡眠負債をかかえることになるのです。

 

なんとなく最近寝不足だなぁ~と思うときって誰でもありますよね。

今度の休日でたっぷり寝て寝不足解消するぞ!と思っても、

せいぜい寝れて10時間とかだったり。

先ほどの人の例でいえば、本当だったら、一日に必要な睡眠時間プラス負債分を確保するためには、18時間寝ないといけないわけです。

でも、体内の覚醒メカニズム的にそんなに長く寝られないようにできているのだそう。

そうして、たっぷり寝たつもりでも、じつは睡眠負債がたまっている人が増えてしまうのです。

 

じゃあ、結局一日何時間寝るのがベストなんだろう? 

これに対してはこのようにありました。

 

基本的に7時間前後なんですよ。これが一番健康被害がない、あるいは死亡率が下がる時間なんですね。7時間から8時間です

 

 やっぱりそのあたりか~って感じもしますが、やはり7時間は必要とのこと。

睡眠負債が溜まると恐ろしいのは、命に関わるような疾患につながるリスクが高まることですよね。

ちゃんと寝ているつもりでも、日中眠いのは、睡眠負債がたまっている証拠。

睡眠の質さえよければ、多少短くても良いのでは・・・?と期待してしまいますが、

この本によると、やはり時間が大事とのこと。(もちろん質も大事ですが・・・)

計画的に生活を設計して、しっかり睡眠時間を確保できるようにしたいですね。

 

とはいえ、誰でもベッドに入ってすぐ眠れるわけではないですよね。

この本には、きちんと、「すみやかに寝るための10か条」が掲載されていました。

 

ついつい、少し寝不足でもなんとかなる、とか、忙しいからそんなにたくさん寝てられないよ、とか思ってしまいがちですが、まれに、たっぷり思う存分寝れたあとって、

「え、こんなに体って軽かったっけ?」

「こんなに頭って冴え渡ってたっけ?」

「私の目ってこんなに開くんだったっけ(笑)」

って驚いたりします。

 

自分が読むのはもちろんですが、体を大事にして欲しいと願う

家族とか友人とかにもぜひ読んで欲しい一冊です。