『睡眠負債 “ちょっと寝不足”が命を縮める』
はじめまして、Kumiといいます。
こちらは、アラサーでちょっぴりオタクのKumiが
日々読んだ本や漫画の感想を
「ここがグサッとささった!!」
という点に絞って書き綴っていくブログです。
マイペースに、小説や新書、漫画など、自分の好みでどんどん
書いていきます。
記念すべき第一回は
『睡眠負債 ”ちょっと寝不足”が命を縮める』
NHKスペシャル取材班
です!
おススメ度:☆☆☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆☆
グサッとポイント
・「眠りの借金」はじわじわと、でも確実に溜まっていき、自分の体を壊していく!
・睡眠時間5時間以下は超危険!理想は7時間前後!
・睡眠負債返済の唯一の方法は、とにかく、「もっと寝ること」
みなさんは、「睡眠負債」という言葉をご存知でしょうか?
私はこの本を読むまでは知りませんでした。
「睡眠不足」ではなく、「睡眠負債」なんです。
「負債」
そう、借金のことです!!!
借金って、当たり前ですけど、返さない限りはそのままですよね・・・
時間が経てばなくなってたりしたらラッキーですけど、
残念ながらそんな都合のよいことはありません。
この本によると、睡眠についても同じことが言えるのだそう。
ここに、毎日8時間の睡眠を必要とする人がいるとします。
この人が6時間の睡眠をとったとすると、2時間不足していることになります。
その生活を5日間続けたとしましょう。
すると、2時間×5日間=10時間の睡眠負債をかかえることになるのです。
なんとなく最近寝不足だなぁ~と思うときって誰でもありますよね。
今度の休日でたっぷり寝て寝不足解消するぞ!と思っても、
せいぜい寝れて10時間とかだったり。
先ほどの人の例でいえば、本当だったら、一日に必要な睡眠時間プラス負債分を確保するためには、18時間寝ないといけないわけです。
でも、体内の覚醒メカニズム的にそんなに長く寝られないようにできているのだそう。
そうして、たっぷり寝たつもりでも、じつは睡眠負債がたまっている人が増えてしまうのです。
じゃあ、結局一日何時間寝るのがベストなんだろう?
これに対してはこのようにありました。
基本的に7時間前後なんですよ。これが一番健康被害がない、あるいは死亡率が下がる時間なんですね。7時間から8時間です
やっぱりそのあたりか~って感じもしますが、やはり7時間は必要とのこと。
睡眠負債が溜まると恐ろしいのは、命に関わるような疾患につながるリスクが高まることですよね。
ちゃんと寝ているつもりでも、日中眠いのは、睡眠負債がたまっている証拠。
睡眠の質さえよければ、多少短くても良いのでは・・・?と期待してしまいますが、
この本によると、やはり時間が大事とのこと。(もちろん質も大事ですが・・・)
計画的に生活を設計して、しっかり睡眠時間を確保できるようにしたいですね。
とはいえ、誰でもベッドに入ってすぐ眠れるわけではないですよね。
この本には、きちんと、「すみやかに寝るための10か条」が掲載されていました。
ついつい、少し寝不足でもなんとかなる、とか、忙しいからそんなにたくさん寝てられないよ、とか思ってしまいがちですが、まれに、たっぷり思う存分寝れたあとって、
「え、こんなに体って軽かったっけ?」
「こんなに頭って冴え渡ってたっけ?」
「私の目ってこんなに開くんだったっけ(笑)」
って驚いたりします。
自分が読むのはもちろんですが、体を大事にして欲しいと願う
家族とか友人とかにもぜひ読んで欲しい一冊です。